Japanische Klassiker mit Furigana
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme
新潟辺ではそれを松前節としていますが、それは逆輸入から来た一種の錯誤感で、こういうことは東洋と西洋との間にもよくありますよ。浮世絵と後期印象派、芭蕉あたりの象徴句とマラルメあたりの仏蘭西象徴派との関係、調べるとまだいくらもあるでしょう。ところで、忍路高島ですがね。
忍路高島およびもないが、せめて歌棄磯谷まで
帯は十勝にそのまま根室、落つる涙の幌泉
これがこちらでの最も古い追分でしょう。この頃では前唄とか本唄とか組にしているようですが、そうそう、前唄の方はいわゆる松前前歌で、調子が軽い。」
「忍路高島には義経伝説がどうとかいいますが。」とHさん。
「積丹土人の酋長の娘の話でしょう。いや、あれはほんとうじゃなさそうですよ。外のアイヌ伝説と混同したらしいのです。理窟は何でも後でよくくっつけますよ。」
「替唄というものも沢山ありますかしら。」F君がまたこちらを眼鏡越しに透かした。
「それは年代が経つうちに、その歌曲に合せた新作も出来るでしょうし、諸国の俚謡だの、小唄などが混入して歌われることは随分あります。大概の唄は二十六字調ですから、融通が利き過ぎるくらいです。で、大島節の歌詞が安来節でも歌えるし、都々逸の文句が相撲甚句にもなるという風です。