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Japanische Klassiker mit Furigana

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フレップ・トリップ

フレップ・トリップ

北原 白秋

Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme

Aozora Bunko

商売する、ね。」

ところへ、どやどやと一行の四、五人がはいって来た。室内が急に賑やかになった。

そこでこの肥って善良な七面鳥が奥の室から廉物の蓄音機を、耳環をちらちらで擁え出して来て、窓際の小さな卓子に据えると、煤色の大きな喇叭の口を私たちの方へ差向けたものだ。

安来千軒えええん…う…う

それから「江差追分」「八木節」「博多節」などに変って行ったが、青羅紗の凸凹の台の上にレコードはへたばりへたばりキイキイ声で旋廻した。

わるいので、そこで誰かの帽子を裏向けにすると、みんなが銀貨のなにがしかを投げ入れた。ママさんなかなかお世辞がよかった。そうして非常に喜んだ。なるほど、これもやっぱりいい手だなとやっと私は気がついた。別にミルクホールでもないのに私たちのような気まぐれの訪問者も断りも兼ねて愛想をふりまくことも、亡命者の弱気と遠慮とだとばかし推察して、いささか此方は済まない心で見ていたが、少し勝手が違ったようだ。なんの金には締ってないこともないらしい。

「さあ、写真を撮ろう。」と誰かが先きへ立って出ようとすると、セーニャがいちばんに外へ飛び出した。と、門口に一人の青年がまじまじと突っ立っていた。