Japanische Klassiker mit Furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme
「我らの中には白髪の人及び老いたる人ありて、汝の父よりも年高し」とあるは、老齢の権威を以て年少者に臨むものである。これ年長者の智慧は年少者に優るとの先有観念の生みし語である。しかしながらエリパズのこの態度は、心霊問題に関しては全然不合理なる態度である。心霊のことにおいては人は一人一人独立である。神と彼と二者相対の上に心霊問題は生起する。年齢の権威も地位の権威も、この間に圧迫の力を揮うことは許されない。老人なるが故にその智壮者に勝つといい、監督なるが故にその信仰平信徒に優るというが如きは、しかしてかく言うて己を立て他を倒さんとするが如きは過れるの甚しきものである。許しがたき背理である。
◯次の十二節―十六節は「人はいかなる者ぞ、いかにして潔からん、女の産みし者はいかなる者ぞ、いかにして義しからん」との意味を述べて、みずからを義しとするヨブの反省を促した語である。十六節は「罪を取ること水を飲むが如くする憎むべき穢れたる人」なる語を以て、人間その者の性質を説明している。渇く者はおのずから水を取る、これその本然の必要に促されてである、その如く人が罪を取るはその本性上しかる所であって、人は到底罪人たる境涯より脱し得ぬと、これこの語の暗示する所である。