Japanische Klassiker mit Furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme
第四講 老友エリパズまず語る
第四章、五章の研究
他に彼の悲痛の深き原因があったのである。それは神に棄てられしとの実感であった。彼はこの種の災禍続々として降るに会してエホバの真意を測り得なかったのである。これらの禍を受くべきだけの罪科彼にあらざるに神は何故に彼をのみかくも苦しむるか、多分神は彼を棄て彼を離れ去りしなるべしと、これ彼の心の底に潜みし懐疑であった。そして三友の彼を正解せざるに会して、この懐疑は奔流の如く心の表に現われて、彼の口より大哀哭を発せしめたのである。病の真因に穿ち得ざる庸医の見舞に接して患者の病苦は倍加し、独り自ら解決を得べく突き進んだのである。
第四講 老友エリパズまず語る
第四章、五章の研究
◯ヨブ記四章五章の記す所は、第三章のヨブの哀哭に対するエリパズの答である。エリパズら三友人はヨブの不信的哀哭に接して、彼らの推測の過たざりしを知り、半ば彼を憐むの同情心より、半ば彼を責むるの公義心――神に対する義務の感――よりして彼に向って語らんとするのである。そしてエリパズは最年長者の故を以てまず口を開き、その長き人生の経験に照らしてヨブを諭さんとするのである。
◯彼れまず口を開いていう「人もし汝に向いて言詞を出さば汝これを厭うや、さりながら誰か言わで忍ぶことを得んや」