Japanische Klassiker mit Furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme
七節には「かの時には晨星相共に歌い、神の子ども皆歓びて呼わりぬ」とある。八―十一節はこれを受けて言う。
8 海の水流れ出で、胎内より湧き出でし時誰が戸を以てこれを閉じこめたりしや、9 かの時我れ雲をもてこれを衣服となし、黒暗をもてこれが襁褓となし、10 これにわが法度を定め関及び門を設けて、11 曰くここまでは来るべし、ここを越ゆべからず、汝の高浪ここに止まるべしと。
海は動揺常なきものにして到底人に御し得ぬものとは、古人の思想であった。黙示録第二十一章は新天新地の成立を描きし者であるが、その第一節には「われ新しき天と新しき地を見たり、先の天と先の地は既に過ぎ去り、海もまた有ることなし」とある。海既に無しは、旧世界の混乱不安動揺既に去れりとの意であろう。またヨブ記七章十二節に「我あに海ならんや、鰐ならんや」と海を鰐に比較せる如きも、古代人のこの思想を知るものである。かくの如く海は人力の到底御し得ぬものである。しかるに神はこの海を造り給い、そしてやすやすとこれを制御しつつある。以て我らは神の力の偉大なるを知るべきであると。これ八節―十節の大意である。
◯そして八節―十一節は海を以て嬰児に譬え、海の創造を嬰児の出産に譬えて美妙なる筆を揮ったのである。