Japanische Klassiker mit Furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme
は火山の爆声を形容せし語、「彼れ地を震いてその所を離れしめ給えばその柱ゆるぐ」は大地震を描きし語である。次の七節―九節は彼の天文学の知識を示す語である。九節は「また北斗、参宿、昴宿及び南方の密室を造り給う」という。北斗は大熊星座(北斗七星)、参宿はオリオン星座、昴宿はプライアデス星座である。いずれも七つの重なる星を有する星座である。南方の密室は赤道以北の住民には見る能わざる星を総称したものであろう。(これと三十八章三十一、二節とを併せて当時の天文知識を知る良資料となる)。
◯また十章に依れば、ヨブは生理学にも通じていたのである。まことに彼はその時代の最も深く、かつ広き知識を有していたのである。ヨブ記作者は学識と信仰とにおける当代の最優者を主人公として、その煩悶と最後の勝利とを描かんと努めたのである。ヨブ記の大作たる理由の一はたしかにここに在る。試に今日世界のあらゆる知識に達しおる人が宗教的大煩悶を味い、遂に翻然一切を棄てて父なる神に帰服せしという心的経過を描きし小説または脚本あらば、これほど現代の人に強く訴うるものはあるまい。げに広博深遠なる知識の所有者なりしヨブは、最後にその知識を悉くエホバの前に投げ出して、「我は罪人なり」