Japanische Klassiker mit Furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
そこで市中へ花肆を出して売ると、十日の間に売れてしまった。陶はまた家へ帰って菊を作ったが、客がまた群集した。訊いてみると、去年陶から花を買った者は、その根を残しておいて作ったが、尽くつまらないものとなってしまったので、そこでまた陶から買うことになったのであった。
それがために陶は日ましに富んで、一年目には家を建て増し、二年目には広い大きな家を新築し、思うままに建築したが、すこしも主人の馬には相談しなかった。陶は昔の花畦が建物のためになくなってしまったので、さらに田を買って、周囲にを築いてすっかり菊を植えた。
秋になって陶は花を車に載せて何所へか往ったが、翌年の春がすぎても帰らなかった。その時になって馬の細君の呂が病気で亡くなった。馬は黄英のことを心に思うて、人に頼んでちらとほのめかしてもらうと、黄英はにっと笑って、心の中では許しているようであった。そこで馬はもっぱら陶の帰るのを待っていたが、一年あまりしても陶はついに帰ってこなかった。
黄英は僕に言いつけて菊を植えたが、陶のやることとすこしもかわらなかった。そして、金をとることがますます多くなって、商人のすることにかなっていた。