Japanische Klassiker mit Furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
黄英はその金で村はずれに肥えた田を二十頃買って、屋敷をますます立派にした。と、馬の所へ東粤から客が来て陶の手紙を出した。開いてみるとそれは姉と結婚してくれという頼みであった。その手紙を出した日を考えてみると、それは細君の死んだ日であった。庭で酒を飲んだときのことを思いだしてみると、ちょうど四十三箇月目に当っていたからひどく不思議に思って、その手紙を黄英に見せて、
「何所へ結納をあげましょう」
といって訊くと、黄英は、
「結納はおもらいしません」
と言った。黄英は馬の家がきたないので、南の家におらして入婿のようにしようとしたが、馬はきかないで日を選んで黄英を自分の家へ迎えた。
黄英はすでに馬の所へ往ってから、壁に扉を開けて南の家へ通えるようにした。そして毎日往って、自分の家の僕に言いつけていろいろの為事をさした。馬は細君に金のあるのを恥じて、いつも黄英に言いつけて南の家と北の家の帳簿をこしらえさして、物のごたごたになるのを防がしたが、黄英は家に入用なものは、ややもすると南の家から取ってくるので、半年もしないうちに家の中にあるものは、皆陶の家のものばかりになった。