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Japanische Klassiker mit Furigana

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かかこうしゅ

中国の怪談(二)

田中 貢太郎

Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme

Aozora Bunko

ところで海石は驚いて言った。

「君は一家族が全滅するが、知らないかね」

滄客はびっくりしたが、海石がどうしてそんなことを言うのかその理由が解らなかった。海石は言った。

「久しく逢わなかったが、君はこの頃、どうもしあわせが悪いようだね」

滄客は泣きながら家の不幸を話した。海石もすすり泣きをしたが、やがて笑って言った。

「しかし、もう僕が来たから大丈夫だ、安心したまえ」

滄客は言った。

「久しく逢わないうちに、医者の修業をしたかね」

海石は言った。

「医者のことは知らない、家相と方位を見ることを、すこし習ったばかりだよ」

滄客は喜んで、そこで家相を見てくれと言った。海石は中へ入って残らず家の内外を観まわったが、そのあとで家族の者を見たいと言いだした。滄客は海石の言うとおり、児、※(「女+息」、第4水準2-5-70)、婢、妾、家族全体を座敷へ集めて、それに一いち指をさして教えた。滄客の指が妾の倪に往ったところで、海石は仰向いて大声に笑いだしたが暫くその笑声がやまなかった。一座の者は何事だろうと思って不思議がった。と見ると、倪がわなわなと慄えだして顔の色がなくなったが、にわかにその体が縮んで、二尺あまりになってしまった。