Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくへのみち
俳句への道
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句への道 (はいくへのみち) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 60.608 Zeichen · 120 Bildschirme
肌が冷えびえと夜涼を覚えるようになって、やれやれと打ち寛ろいで居る心持。泊り客などがあると気づまりであるのが普通であるが、しかしその夜は泊り客のあるのもまたいい、共にこの夜涼を味わおう、というのである。
茄子もぐは楽しからずや余所の妻
郊外近い道を散歩しておる時分に、ふと見ると其処の畠に人妻らしい人が茄子をもいでおる。それを見た時の作者の感じをいったものである。あんな風に茄子をもいでおる、如何に楽しいことであろうか、一家の主婦として後圃の茄子をもぐということに、妻としての安心、誇り、というものがある、とそう感じたのである。そう叙した事に由ってその細君の茄子をもいで居るさまも想像される。
住み馴れて時雨しこともあまたゝび
この家もようやく住み馴れて来た。秋から冬になって時雨れた日もたびたびあった。そのたびたびの時雨に逢ったということも住み馴れた心持にぴったりと当て嵌るものだ。侘び住んで居る静かな人の境涯がおのずから描かれておる。
失せものにこだはり過ぎぬ蝶の昼
或る物を捜したけれどもどうしても見当らない。その事が気になって捜して見たりまた考えてみたりする。