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Japanische Klassiker mit Furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(三)

佐々木 味津三

Lesen Sie 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.558 Zeichen · 480 Bildschirme

Aozora Bunko

どうやら、また手数のかかるあな(事件)のようじゃねえか。役にもたたねえ首なんぞをひねっている暇があったら、とっとと朝のしたくをやんな。まごまごしてりゃ、ご番所から迎いが来るぜ」

いっているとき――。

「だんな、だんな! 右門のだんな!」

向こうかどをこちらへ大声で呼びながら、そのことばを裏書きでもするように必死と駆けてきたのは、ひと目にそれとわかるご番所からの使いです。しかも、駆け近づくと同時に手渡したのは、ご奉行直筆の次のごとき一書でした。

「ただいまつじ番所より急達これあり、奇怪なる事件突発いたしそうろう。

練塀小路榎妙見境内にて一人。

柳原髭すり閻魔境内にて一人。

右二カ所に、いずれも禄持ち藩士とおぼしき人体の者ども、無残なる横死を遂げおる由内訴これありそうろう条、そうそうにお手配しかるべく。右取り急ぎ伝達いたしそうろう」

「ちぇッ、おどろいたね――」

伸びあがってじろりとうしろからそのお差し紙をのぞき見しながら、たちまち首をあげたのはわが親愛なる伝六でした。

「なんてまたはええだろうな。こんなに早くご番所へご注進が飛んでいったところをみるてえと、こりゃどうも大騒動ですぜ。