Japanische Klassiker mit Furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.558 Zeichen · 480 Bildschirme
「なに! そうか! じゃ、ちっとも白状しねえのか」
「いいえね、あの三人の子どもを殺したのはいかにもおれだと、それだけは白状したというんですがね、それがまた、むごいまねをしたもんじゃねえですか。おちついているところをみるてえと、もちろんだんなはもう眼がついていらっしゃるでしょうが、あの玉ころがしの玉と、さいころをくれてやって日ごろから子どもたちを手なずけてからね、ゆうべすごろくで遊んでいるところへ、ぬっと押しかけ、グウともスウともいわさずに細ひもでくびり殺しておいてから、てめえの罪を隠すためにあくどい細工をしやあがって、さらに胸倉を出刃包丁で突き刺したうえに、あの気違いをいいことさいわいにしながら、役者に使ったっていうんですよ。その使い方も罪なまねしやがったもんだが、かわいそうな気違いさんがね、もちをくれろ、もちをくれろとせきついたんで、くれてやるかわりに、血のついた出刃包丁を持って、死骸のそばに張り番しているかといったら、脳のわりい者は孔子様の口調をまねるんじゃねえが、ほんとうに憎めねえじゃござんせんか、うれしがって、ゆうべからさっきまで、なまもちをかじりかじり張り番していたっていうんですよ。