Japanische Klassiker mit Furigana
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
Lesen Sie 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) von 知里 真志保 (ちりましほ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 70.567 Zeichen · 144 Bildschirme
ことである。「これ以上笑いたくても笑えない」というのが、このアイヌ語の真意である。
古くアイヌは、自分たちをとりまく森羅万象を、自分たちと同様の生き物と考えていた。例えば風であるが、それはわれわれにとってこそ単なる空気の動きにすぎないのであるが、彼らにとってはそれは一個のれっきといた生き物であった。またある地方では、風が吹き荒れると、戸外に草刈鎌を立てて、「風の神よ、あんまり暴れると、あんたの奥さんのズロースが切れますぜ」などと唱えた。風が女房を連れて暴れまわっているという考え方なのである。風が終日吹き荒れていたのが、夕方になってハタと吹きとだえることがある。そういう夕なぎのことを、「レラ オヌマン イペ」(風が夕方に食事する)という。風も人間同様に夕食をとり帰宅するという考え方である。
アイヌに古くから伝承されているユーカラ(詞曲)の中に大風が吹きすさぶ場面がよく出てくる。例えば、烈しい風が森を襲うと、大地は轟々と鳴りわたり、森の木々はヒュウヒュウと鳴り続ける、そして折れやすい木は幹のまん中からポッキポッキと折れくだけ、折れにくい木はしなやかな小枝のように撓み伏し、また弾きかえす、風が野原に吹いてくると、忽ちそこに生えている青草を根こそぎ吹き上げて、宙にまきちらしてしまう。