Japanische Klassiker mit Furigana
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
Lesen Sie 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) von 知里 真志保 (ちりましほ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 70.567 Zeichen · 144 Bildschirme
上巻、31ページ)
二つの洞窟がおたがいに通じていて下は地獄に達しているというのは、あの世へ行く道が途中で二つに分れていて、一方はそのままあの世へ通じ、他方は外部にある他の洞窟に通じているということで、後出のいくつかの伝説が示すように、北方へ行くとそれはふつうの考え方である。なお、ここで地獄といっているのは、もちろん下方の国、すなわちあの世のことである。従ってそれを地獄という語で云い表すのは、前にも云ったように、まちがいである。また、これらの洞窟を、アイヌがはなはだ恐れきらっているという記録は、はなはだ重要である。そういう感情は、もとへさかのぼれば、そこは神聖な場所で、近づくのがタブーだったことを示すものであろう。なお、ここにも次のような伝説がからんでいる。
ある首領が妻に死なれて悲観して、寝てばかりいたが、ある日ふと気が変って磯へ出てみると、女が手さげ袋を持ってこんぶを取っている。近よってみると死んだ妻だったので、捕えようとするとアフンルパロに逃げこんでしまった。それを追ってあの世へ行ったけれども、さとされて帰って来た。しかし一週間ほどして死んでしまったという。