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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちきゅうはっきょうじけん

地球発狂事件

海野 十三

Lesen Sie 地球発狂事件 (ちきゅうはっきょうじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 86.306 Zeichen · 173 Bildschirme

Aozora Bunko

「なにッ、あれが怪人集団の城塞だって。ああ、こんなに愕いたことはない」

ドレゴは、どきどきする自分の心臓を、服の上から抑えた。

「局長、これはみな本当だろうか。映画のテレビジョンかなんかを中継して、この映写幕へ出しているんじゃないか」

「君が信じなきゃ、それまでだよ。だがこれは映画じゃないと僕はかたく信じている。その証拠には、受信電波をかえると、これと同じものが別の角度や距離からうつるんだ。見ていたまえ」

局長はまたもや受影機の横に跼んで、調整を行った。

すると幕面の映像が急に洪水のように流れ出し、何が何だか分らなくなったが、しばらくすると、その流れがゆるやかになって、やがてぴったりと停った。そして新しい光景が幕面にうつった。

それは例の怪人集団の城塞と思われる円筒型の構築物が、さっきの場合よりずっと上方から俯瞰した状態でうつっていた。その城塞の下から、もやもやとした妖気が立ちのぼるのが見えた。それは妖気ではなく、実は軟泥が噴きあげられたのではあったが……。

「ドレゴ君、ここを見給え、この籠みたいなもの――上からぶら下っていると見えて鋼条が光っているが、これは海中へ投げこまれた別のテレビジョン送影機だぜ。