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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちきゅうはっきょうじけん

地球発狂事件

海野 十三

Lesen Sie 地球発狂事件 (ちきゅうはっきょうじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 86.306 Zeichen · 173 Bildschirme

Aozora Bunko

「そうかねぇ、それにしてもあの事件の真相だが、原子爆弾の実験説を支持するとして此際僕等はどの国へ嫌疑を向けるべきだろうかね、もちろんアメリカとソ連は吟味ずみで、その埒外だ。そこで僕は今、その嫌疑を……」

「待ち給え!」と水戸は小さく叫んだ。

「この事件は原子爆弾には無関係だよ。何故そういうか。これは現在の僕の力では十分に確かめるわけに行かなくて遺憾ではあるが、とにかくこの事件は従来地球上で信じられている法則を破っている点に注目したい」

「すると結局かねて君の自慢の命名、“地球発狂事件”に収斂するわけじゃないか。抑々どこを捉えて本事件を“地球発狂”というか、ということになる」

「真面目な話だが、僕は思うのに、この事件を解くには、ヘルナー山頂のゼムリヤ号にたかっていたのでは駄目で、寧ろ大西洋の海底全域を探す方が早いと思う」

「はははは、大きなことを云うぞ、君は。おい水戸、誰がそんなことを実行に移すだろうか。大西洋は広く且つ深いのだ。全域に亙って探すということになれば一年懸るか二年懸るか分らない」

「いや、それには探し様があるのだ。普通のやり方では勿論駄目だが僕の考えている方法でやるなら四週間位で結果が出ると思う」