Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいげんだん
妖怪玄談
井上 円了
Lesen Sie 妖怪玄談 (ようかいげんだん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.869 Zeichen · 59 Bildschirme
けだし、コックリとはコックリと傾くを義として、竹の上に載せたる蓋のコックリと傾くより起こるという。これより一般に伝えてコックリ様と呼び、その名に配するに狐狗狸の語を用うるに至りしなり。果たしてしからば、この法は西洋より伝来したるものにして、その流行は豆州下田より起こりしこと明らかなり。当時下田にありし船頭の輩、ひとたびこの怪事を実視し、その後東西の諸港に入りてこれを伝え、西は尾張または大阪に伝え、東は房総または京浜の間に伝えしや必然なり。ゆえに、その東京に入るも、深川、京橋等の海辺より始まる。これによりてこれをみるに、昨今流行のコックリは豆州下田に起縁せること、ほとんど疑うべからざるなり。
かくのごとく定むるときは、さらに進みて、西洋にこの法の存するやいなやを考うるを必要なりとす。余が聞くところによるに、西洋に従来、テーブル・ターニングと称するものあり。この語、テーブルの回転を義として、その法、コックリ様と毫も異なることなし。今、その使用法を述ぶるに、テーブルの周囲に数人相集まり、おのおの手を出だして軽くテーブルに触れ、暫時にしてその回転を見るに至るなり。