Japanische Klassiker mit Furigana
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ゆうれいやしきのさつじん
幽霊屋敷の殺人
山本 周五郎
Lesen Sie 幽霊屋敷の殺人 (ゆうれいやしきのさつじん) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.339 Zeichen · 19 Bildschirme
さて今度はそのノの字の柱がどれかを探し出すのですが、これはごく簡単に分かりました。この白堊館は東向きに建っていますね。そして、あの額に(日は東より出でて西に。水は北より南に流る)と謎のような言葉があるでしょう。あれなんです。つまり東の柱から始めて、北から南へ数えながら、西へ進んで行って、ノの字のあたる柱がそれなんです。僕はそれを略図に書き出して見ました!」龍介はそういって略図を取り出して見せた。それによると、博士の書斎の内角の柱だということが、図のように云われていた。
柱の図
「やあ、有難う春田君、まったく君は素晴しい頭を持っていますね」理学士がそういった時、どうしたのか、突然電灯が消えた。
「気をつけたまえ、春田君※(感嘆符二つ、1-8-75)」「大丈夫です! 燐寸はありませんか松川さん」
と、闇の中へ、どこから入ったかすーっと白い物があらわれた。それは入口の扉のところに、ほとんど天床に届くくらいに、高く白い長い裾を宙にふわふわさせて、ゆらりと動いている。
「あっ※(感嘆符二つ、1-8-75) 白い幽霊※(感嘆符二つ、1-8-75)」龍介が叫んだ。
見よ、龍介の叫を聞くと、その白い幽霊は、隼のように龍介の顔に突っかかってきた。