Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
もしも、「空とぶ円盤」が、何千、何万と、天がまっ黒になるほど、たくさん、この地球へおしかけてきたら、そして、それがみな地球に着陸して、中から何万、何十万というトカゲ人種がとびだして、一しゅんかんに動物を灰にしてしまう、あのおそろしい武器で、せめてきたら、たちまち、地球は、星の世界の怪物のために、せめほろぼされてしまうでしょう。
世界じゅうの学者が、いろいろな意見を、新聞や雑誌に書きました。そのなかに、つぎのようなことを書いたイギリスの学者がありました。
「地球に近い星で、生きものがすんでいるのは、おそらく金星であろう。金星では、生きものが、ふえて、土地がせまくなったのかもしれない。それとも、気候がだんだん寒くなるとか、なにか、すみにくい変化がおこったのかもしれない。そこで、金星の生きものは気候のよい地球を、じぶんたちの領地にして、人間をせめほろぼし、自分たちが地球にすみたいと、考えたのかもしれない。それには、まず、地球のありさまをよくしらべなければならない。人間がどれほどの力をもっているかを、さぐらなければならない。いま、アメリカと日本をさわがせているトカゲ人種は、そのスパイとして、やってきたのではなかろうか。