Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
」
これを書いたのは、えらい学者でしたから、世界じゅうの新聞が、その意見をのせ、世界じゅうの人が、それを読みました。そして、おそろしさに、ふるえあがってしまったのです。
大地震よりも、大戦争よりも、いくそう倍も、おそろしいことでした。あの、きみの悪いトカゲ人種のために、この地球ぜんたいが、ほろぼされてしまうのかと思うと、世界じゅうのひとが、気もくるわんばかりの恐怖に、とりつかれてしまいました。
それから、数日たったある日のことです。平野少年のおうちのそばに、おそろしいことが、おこりました。
平野一郎少年には、ひとりのおねえさまがありました。まだ音楽学校の生徒ですが、バイオリンの天才といわれていました。そのうえ、顔やすがたがうつくしいことでも、たいへんなひょうばんでした。まるで天女のように、きれいなおねえさまだったのです。
その日、平野君は、おねえさまにつれられて、お友だちのところへ遊びにいったのですが、夕がた、もう、あたりがうすぐらくなってから、ふたりで、おうちへ帰ってきました。
そのへんは、さびしい、やしき町で、とある町かどに、ちょっとしたあき地があって、そこに、ひじょうに古い、カシの大木が、空をおおって、巨人のようにそびえていました。