Japanische Klassiker mit Furigana
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ししょ
戦国武士道物語 死處
山本 周五郎
Lesen Sie 戦国武士道物語 死處 (ししょ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 16.176 Zeichen · 33 Bildschirme
信次はしずかに拝揖しながら云った。
「もったいのうござります」
彼には父の顔がみえるように思えた。父はおのれの名に未練はなかった、ただおのれの身命をなげうって、奉公すべき場所を誤ることなきようにとねがった。
――父上はその本望を遂げた、父はねがっていた死處を得られたのだ、しかも誰にもまして華ばなしく、うらやむべき死處を。
退却して来た兵はただちに城の守備についた。玄黙口には鳥居元忠を。下※口には大久保忠世と柴田康忠を。山手口には戸田忠次、塩町口には酒井忠次、松平家忠、小笠原長忠を。その他鳴子は、二之丸、飯尾の出丸にも兵をくばり、守備と反撃の体勢がみるまにととのった。
元亀三年十二月二十二日は、かくてまったく夜に入った。