Japanische Klassiker mit Furigana
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme
は、不良青年が、我儘勝手なぜいたくな生活がしたいばかりに、自分の自由を束縛している親代りの伯母を殺そうとする話で、やはり現在の厳格な陰気な生活からの逃避が動機となっている。「伯母殺し」については、「幻影城」におさめた「倒叙探偵小説再説」に梗概を記したから、ここにはくりかえさない。
この項目に属するもので、いま一つ面白い例がある。「陸橋殺人事件」の作者ノックスは、現在ではビショップの位につき「ノックス聖書」というものまで書いているえらい学僧だが、奇抜な短篇「密室の行者」でもわかるように実に極端な筋を考え出す人である。動機の考案にも、次のように思い切ったのがある。
不治の病で医師から死期を宣告された男が、その苦痛をまぬがれるために非常な苦労をする話。臆病でとても自殺はできない。自分で死ねないとすれば他人に殺してもらうほかはないのだが、進んで殺人罪を犯してくれるような篤志家はいない。自分でそういう相手を作りださなければならない。そこで、彼は殺してくれる人がないとすると、こちらが誰かを殺して、その罪によって死刑にしてもらうのが一番だと実に廻りくどいことを考える。