Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

たんていしょうせつのなぞ

探偵小説の「謎」

江戸川 乱歩

Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme

Aozora Bunko

これで、その時間には被害者はまだ生きていたという証人ができる。一方、犯人はその時間に別の場所で友人などと会い、アリバイを作っておく。そこで、密室の不可能のほかに、被害者が生きている時に、犯人は友人と話していて、ずっと現場には近づかなかったという確証ができる。――その種明かし。被害者をごまかして、あらかじめ蓄音器のレコードに、被害者の話し声を吹き込んでおき、殺人ののち、密室内にそのレコードを仕掛け、適当な時間に廻りだすような装置をしておくのである。★このレコードの代りに、ピストル殺人の場合、ほんとうに殺すときには消音ピストルでやっておいて、暖炉の中へ花火を仕掛け、口火を長くして、犯人が他の場所で、第三者と話している時に、発火するようにすれば、その音によって殺人はそのときに行われたと考えられ、犯人は確実なアリバイがあり、嫌疑をまぬがれる。★鈍器による殴打殺人の場合は、犯行よりずっとあとで、密室内で何かが倒れたり、落ちたりするように装置しておき、その物音の起ったときに、殺人が行われたと思わせる方法もある。★また、犯人が腹話術師の場合は、密室を作ったあとで、ドアの外で第三者の通りかかるのを待ち、腹話術で被害者の口まねをして、ドアの中からのように聞かせ、まだ生きていると見せかける手もある。