Japanische Klassiker mit Furigana
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lesen Sie 新書太閤記 (しんしょたいこうき) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 190.406 Zeichen · 381 Bildschirme
ただ、池田勝三郎信輝だけは、信長の言葉の下に、
「いや、踊りは自分も好きでござる。踊りは人間を天真爛漫にさせるもので、自分なども、時折は、やしきで独り踊りますがな」
と、いった。
先頃、幾月か前線へ出て、きのう戦場から帰って来た藤吉郎も、末座のほうに居合わせていたが、勝三郎信輝のほうを見て、にやりと笑った。
信長も、にこと頷いた。
何でこう三名が、各※(二の字点、1-2-22)微笑したのか、それ以外の者にはわからなかった。
日吉祭の日が来た。
それはちょうど農家や町中の盆の行事にもかかるので、城下の者は、一年の楽しみとしていた。
(祭りのあいだは、微罪の者があっても、徒らに縛るな。喧嘩があったら宥めてやれ。盗人を追うよりも、盗み心を起さぬよう、和気を尊んで窮民には施しをせい。――祭日中無礼講の札を建てよ。日頃、油を節約して、暗いに馴れているゆえ、辻々に万燈を建てよ。踊りの群れに行き合うたら、そち達から馬を避け、踊り楽しむ領民どもに、怪我をさすな)
信長は、奉行を呼んで、そう云い渡した。
「畏まりました」
奉行は、退った。
すぐ、配下を集めて、信長の命令を伝え、