Japanische Klassiker mit Furigana
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
Lesen Sie 新渡戸稲造論集 (しんのあいこくしん) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.620 Zeichen · 196 Bildschirme
故に後来英吉利の最も恐るべき敵は亜米利加であるぞ。だから一つ亜米利加の経済状態を探究して見ようというので、自腹を切って数万の金を出し、これは政府より依頼されたのではない、モーズレー自身が金を出し、英吉利の有名なる数多の人々を委員に頼み、商業、工業、農業あるいは教育と、それぞれ各自の取調事項の分担を定めて、彼らを亜米利加へ派遣して取調べさせた中に教育に関した調査がある。それによって見ると、亜米利加では小学校を卒業した者、即ち十歳くらいの子供が何か詰らない仕事をして、一日に十仙か八仙くらいの賃銭を貰う。その給金が段々と年を重ぬるに従って増して行く。十五歳になれば五十仙取れる、二十歳になるとズット進んで一弗も取れるようになる。それからなお段々と長ずるに従って進むかというと、先ず概してそれより以上は進まない。二十五歳でも一弗、三十歳でも一弗、五十歳にもなれば八十仙というような工合に下って来る。これはいわゆる小学校だけの教育を施したものであって、職業的の教育を授けたものでないからである。ところがここにやや高等な教育を受ける者がありとすれば、その子供が十歳の時分には十銭も取れない。