Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
Lesen Sie 新渡戸稲造論集 (しんのあいこくしん) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.620 Zeichen · 196 Bildschirme
小学校を卒業すれば引続いて中学校へ這入るのだから、むしろ十銭どころではない、なお学費を要する。マイナスくらいなものである。そうして二十歳くらいになってやや高等の学校を卒業すると、図を引くとか、機械を動かすようになる。そうすると直ぐにいくら取れるかといえば、一弗は取れない、先ず五十仙とか八十仙くらいなものである。前にいった小学校を出て、直に十仙の金を取る者を甲といい、後者を乙とすれば、僅か小学校を卒業した者でさえ、二十歳になって一弗の収入を得ているのに、やや高等の学校を卒業した者が、二十歳になって六十仙か八十仙しか取らない。しかもそれまでは一文の金を儲けるどころではない、常に親の脛を齧っており、そうして学校を出てからの儲け高が少いから、双方の親が寄合って何というであろうか。甲者の親が乙者の親に向って、「お前の子供は何だ、高等の学校へ入れて金ばかりを使い、何だか小理窟のようなことばかりをいって、ようよう学校を卒業したと思ったら、僅かに五十仙か八十仙しか取らないじゃないか。して見るとおれの所の子供はエライものだ。小学校を卒業した十歳の時から金を儲け、今では一日に一弗も取っている、学問も何も要らない、お前は飛んだことをしたものだ」