Japanische Klassiker mit Furigana
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うんめい
日本の文学 3 五重塔・運命
幸田 露伴
Lesen Sie 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 100.648 Zeichen · 198 Bildschirme
其二に曰く、
楞厳を閲し罷んで 磬も敲くに懶し。
笑って看る 黄屋 団瓢を寄す。
南来 瘴嶺 千層に、
北望 天門 万里遙なり。
款段 久しく 忘る 飛鳳の輦、
袈裟 新に換る 龍の袍。
百官 此日 知る何れの処ぞ、
唯有り 羣烏の 早晩に朝する。
建文帝是の如くにして山青く雲白き処に無事の余生を送り、僊人隠士の踪跡沓渺として知る可からざるが如くに身を終る可く見えしが、天意不測にして、魚は深淵に潜めども案に上るの日あり、禽は高空に翔くれども天に宿するに由無し。忽然として復宮に入るに及びたもう。其事まことに意表に出づ。帝の同寓するところの僧、帝の詩を見て、遂に建文帝なることを猜知し、其詩を窃み、思恩の知州岑瑛のところに至り、吾は建文皇帝なりという。意蓋し今の朝廷また建文を窘めずして厚く之を奉ず可きをおもえるなり。瑛はこれを聞きて大に驚き、尽く同寓の僧を得て之を京師に送り、飛章して以聞す。帝及び程済も京に至るの数に在り。御史僧を糾すに及びて、僧曰く、年九十余、今たゞ祖父の陵の旁に葬られんことを思うのみと。御史、建文帝は洪武十年に生れたまいて、正統五年を距る六十四歳なるを以て、何ぞ九十歳なるを得んとて之を疑い、ようやく詰問して遂に其偽なるを断ず。