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Japanische Klassiker mit Furigana

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うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Lesen Sie 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 100.648 Zeichen · 198 Bildschirme

Aozora Bunko

木屑なんぞの詰らぬ者に眼を注ぎ上り端に腰かければ、しとやかに下げたる頭よくも挙げ得ず。あなたは亀屋に御出なされた御客様わたくしの難儀を見かねて御救下されたは真にあり難けれど、到底遁れぬ不仕合と身をあきらめては断念なかった先程までの愚が却って口惜う御座りまする、訳も申さず斯う申しては定めて道理の分らぬ奴めと御軽侮も耻しゅうはござりまするし、御慈悲深ければこそ縄まで解て下さった方に御礼も能は致さず、無理な願を申すも真に苦しゅうは御座りまするが、どうぞわたくしめを元の通りお縛りなされて下さりませと案の外の言葉に珠運驚き、是は/\とんでもなき事、色々入り込んだ訳もあろうがさりとては強面御頼み、縛った奴を打てとでも云うのならば痩腕に豆計の力瘤も出しましょうが、いとしゅうていとしゅうて、一日二晩絶間なく感心しつめて天晴菩薩と信仰して居る御前様を、縛ることは赤旃檀に飴細工の刀で彫をするよりまだ難し、一昨日の晩忘れて行かれたそれ/\その櫛を見ても合点なされ、一体は亀屋の亭主に御前の身の上あらまし聞て、失礼ながら愍然な事や、私が神か仏ならば、斯もしてあげたい