Japanische Klassiker mit Furigana
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うんめい
日本の文学 3 五重塔・運命
幸田 露伴
Lesen Sie 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 100.648 Zeichen · 198 Bildschirme
知りて此嬉しさ果敢なや終り初物、あなたは旅の御客、逢も別れも旭日があの木梢離れぬ内、せめては御荷物なりとかつぎて三戸野馬籠あたりまで御肩を休ませ申したけれどそれも叶わず、斯云う中にも叔父様帰られては面倒、どの様な事申さるゝか知れませぬ程にすげなく申すも御身の為、御迷惑かけては済ませぬ故どうか御帰りなされて下さりませ、エヽ千日も万日も止めたき願望ありながら、と跡の一句は口に洩れず、薄紅となって顔に露るゝ可愛さ、珠運の身になってどうふりすてらるべき。仮令叔父様が何と云わりょうが下世話にも云う乗りかゝった船、此儘左様ならと指をえて退くはなんぼ上方産の胆玉なしでも仕憎い事、殊更最前も云うた通りぞっこん善女と感じて居る御前の憂目を余所にするは一寸の虫にも五分の意地が承知せぬ、御前の云わぬ訳も先後を考えて大方は分って居るから兎も角も私の云事に付たがよい、悪気でするではなし、私の詞を立て呉れても女のすたるでもあるまい、斯しましょ、是からあの正直律義は口つきにも聞ゆる亀屋の亭主に御前を預けて、金も少しは入るだろうがそれも私がどうなりとして埒を明ましょう、親類でも無い