Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
Lesen Sie 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) von 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 158.045 Zeichen · 322 Bildschirme
大かた九世団十郎時代の、お弟子の一員ででもあったのであろう。父はその琴を撫ていった。
「これは芦船の形見だよ。」
後にわかったのは、薬研堀にいた妾は、日本橋区堀留の、杉の森に住んでいた堅田という鳴物師の妹だった。今でも二絃琴の鳴物は、鼓の望月朴清の娘初子が総帥である。
おしょさんの家は格子戸の中が半間のたたきに二畳、となりに窓の部屋、中の間の八畳にずっと戸棚があって、一方の壁に箪笥がならび、その上に一ぱい細かいものが飾られてある。そのさきが長四畳と台所ののれん口がある。長四畳の縁は台所の後までついていて鉢植ものの棚と、箱庭と金魚鉢の小庭がある。庭口から女中さんが厠へくるときは、外で下駄をぬいでくるほど小庭の中はきれいで、浜でとれる小貝や小砂利が磨いてしいてある。外は紺屋の張り場だった。塀外に茄子の花が紫に咲いて、赤紫蘇のほが長く出ていた。
外の窓の部屋に、硝子戸の戸棚と小引出しがずっとならんでいたが、おしょさんの連合の商業は眼鏡のわくとレンズを問屋へ入れるだけで、商品が量ばらない商業だった。時々下職が註文をうけに来ていた。連合は開港場の横浜で手びろくやっていた、派手な商館相手の商人だったが、おしょさんのために逼塞したということだった。