Japanische Klassiker mit Furigana
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とうおういぶん
東奥異聞
佐々木 喜善
Lesen Sie 東奥異聞 (とうおういぶん) von 佐々木 喜善 (ささききよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.862 Zeichen · 124 Bildschirme
(6)このことは福島県会津だという、御神楽師の宮沢という老人から大正十年五月二十四日拙宅で聞いた話である。
(7)(8)(9)これらはいずれもゴンゲンサマに関係した話だからいっしょにしていう。自分の村ではこの神に頭や肩などを噛んでもらうとその部分の病気をせぬとて、よく子どもらの額や頭巾などを噛んでもらう、その他の部分の悪いときにも同様である。また耳取り喧嘩というのは、この神が村回りをしているときに偶然二頭が出くわすと喧嘩を始めてそんなことを仕出かすと称される。上閉伊郡松崎村八幡社のゴンゲンと、同郡土淵村字五日市文珠社のゴンゲンとが途中で出くわして喧嘩をして、八幡のほうが片耳を食い取られ、文珠のは舌を取られたとていまでも修繕せんでいる。火防話では同郡宮守村字塚沢の多田某という家のゴンゲンサマはこの家が失火したときに真っ赤になって座敷中を飛び回り火を食っておったと言い、また先年の山形県米沢市の大火のときにも焼け跡の真ん中にふしぎにもたった一軒焼けずに立った家があったが、この家にはオシシ頭があったという。これも前記宮沢という老人の話。しかしこんな話ならこの神にはよけいにありすぎる。