Japanische Klassiker mit Furigana
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かきのきのあるいえ
柿の木のある家
壺井 栄
Lesen Sie 柿の木のある家 (かきのきのあるいえ) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 15.460 Zeichen · 32 Bildschirme
三
」
みんなが笑い出しました。それがわかりでもしたように、赤ん坊はまた元気に泣き出しました。
三
生れて六日目のことを、六日ざりといい、この日赤ん坊の名がきまります。産婆さんをお客にまねき、赤ん坊のためにもはじめてお膳をつくるのがならわしでした。
二男 日出海
三男 新之助
半紙一枚に並べて書いて神棚にはりつけると、これでほんとうにこの家に二男三男が生れたことを天下に伝えたような気がします。お父さんが留守なので、字は洋一が一生けんめいになって書いたものです。それは上手な字ではありませんが、力のこもった、太い、大きな字でした。でいの間の床柱のそばに今日の正客である日出海と新之助のお膳がすわりました。石のようにじょうぶになれと、えんぎを祝って、赤ん坊のお膳には丸い小さな石も、ごちそうの一つのようにならんでいます。その膳と並んだ、納戸よりの上座が、これも、今日の正客の産婆さんで、書院窓の方に、おしようばんの三太郎おじさんがすわりました。おじさんから下座の方へならんで洋一とフミエ。おばあさんと三太郎おばさんがお給仕役です。
でいの間と納戸のさかいの襖はとりはらわれて、今日はおかあさんもふとんの上に坐り、みんなのお相手をしました。