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Japanische Klassiker mit Furigana

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かきのきのあるいえ

柿の木のある家

壺井 栄

Lesen Sie 柿の木のある家 (かきのきのあるいえ) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 15.460 Zeichen · 32 Bildschirme

Aozora Bunko

二人はきまりが悪くなり、それでけんかはやめましたけれど、洋一は、だれが何といっても新之助をおじさんにやるまいと、かたく決心しました。しかし三太郎おじさんは、時々来ては洋一をからかいました、

「なあ洋一、お前、新之助をくれたくないのかい。それなら日出海だっていいんだよ。」

からかわれていると知っても、洋一はやはりむきになり、

「いやだよ。両方ともあげない。」

「そんなら、洋一でもいいや。」

「いやだったら。」

「ふうん、そうか。そんなけちん坊とは、あきれたね。だいたいお前んとこと、おじさんちは昔から、何でもやったりとったりしてるんだぞ。考えてみな、お前のおかあさんはおじさんちからあげたろう。そしてうちのおばさんはここからもらったろう。」

「そりゃ、女だもん、お嫁にいくのあたり前じゃないか。」

「女じゃなくても、いいじゃないか。まあ見てごらん、赤ん坊は同じ顔してるよ。二人もあるんだから、一人ぐらい、いいじゃないか。」

「いやったら、いやだよ。夏みかんや柿とちがうよ。」

それには、そこにいる者みんな、おなかをかかえて笑い出しました。笑ったあと、三太郎おじさんはひどく感心したように、