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Japanische Klassiker mit Furigana

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たなださいばんちょうのかいし

橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇

橘 外男

Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇 (たなださいばんちょうのかいし) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.181 Zeichen · 219 Bildschirme

Aozora Bunko

と、最初に私の書いたその第一回の訪問はここまでなのである。

続いて第二回の訪問……来て欲しいと、また車をもっての迎えであったから、もう具合は直ったのか? 少し早過ぎはしないのかな? と眉を顰めながらも、約に従って第二回の訪問をする。

「若旦那様、お薬の時間でございます」

と、次の間から看護婦が薬の盆を捧げて来た。それを済ませて、仰臥しながら、病人はまたこないだの続きを話し出す。話の方によほど気が急くのであろう? どうも顔色が悪い、土気色をして、もうこれは生きてる人間の顔色ではない。それに息切れが眼立って酷い。もうしばらく話をせずに、安静にしていた方がいいのではないか? と気になるが、病人の精神の安らぐ方が第一だから、余計なことはいわずに、またこないだのとおり耳を傾ける。

「こないだは、どこまで申上げましたでしょうか? ……幸い、四月からまた学校へ行くことができるようになりましたというところまで、お話したような気がします……」

もうしばらくの間話をせずに、安静にしていた方がいいのではないか? とどうも気になって仕方ないが、仕方ない、耳を傾けることにする。