Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
というのは、先殿飛騨守公から父小左衞門が拝領したる品にて、常々肌身放さず秘蔵にいたし、何処へ往くにも首へかけ懐へ入れて歩いたほどの物が、どうして此処に立掛けてある事かと訝しみながら、
小「御主人少々伺いますが、此の笛を所持したものゝ命日と被仰って見ると、誠に思いがけないことでございまする、これは他に少ない品でござるが、何う云うわけで此方さまに有りまするか、とんと手前には分りませんが、この笛を所持いたして居りました人は何と申す人ですか」
重「私どもには笛の事なぞはさっぱり分りませんが、何でもこれはやかましい物なんだそうで、殿さまから拝領した笛なんだとかいう事を私の忰は能く存じて居りますが、これを持って居たお方は、旧は金森様というお大名のお重役で、稻垣小左衞門という方で、そのお方がお吹きなすった笛だそうです」
小「フーム、その小左衞門は何処に居りまするか」
重助「その小左衞門さまと云うお方はね、この笛と其処に在る黒羅紗の頭巾を持ったなりでね、悪い奴にでも欺されて突き落されたものか、鴻の台の鐘ヶ淵から逆トンボウを打って血みどり血がいになってお落ちなすって、お亡くなりなすったので」