Japanische Klassiker mit Furigana
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たいない
胎内
三好 十郎
Lesen Sie 胎内 (たいない) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 68.766 Zeichen · 136 Bildschirme
だから世界ぜんたいを手の中に持ってるんだ、つまり。ザマアみろ! つまり、だから僕あ、そんなことしないだって、血を吐くか、なぐられてる間に息が絶えるかで、すぐにも、ナニするだろう……同じことじゃないか……どっちせ、死ぬにしても、……自分のイノチを自分の手のひらにつかんでる……そいで、まあ……とにかく、死んだ方がいいですよ。……(ニヤリとして)……やっぱり、その方がよかった。
村子 な、なんの話、それ?
佐山 ……え?
花岡 すると、なんだ、お前、いつごろ召集されたんだ? こいで、なんじゃないかね、もう四十――とにかく四十近いだろ?
佐山 三十三です。……終戦の年の冬です、引っぱり出されたのは。肺が悪いんで、マサカと思っていたら、取られちゃったんだなあ……。そんで、まあ、戦争のことなんか、なにがなんだかわからなかったんですけどね、どうせツトメていたって、あと二三年で、からだあまいっちまうだろうし――医者がそういったんだそうです、家内に……ふ! んで、まあ、同じことなら、とにかく、国がこんだけの戦さしているんだ、戦争に出て――すると、遺族扶助料だってもらえるから……とても、この悲壮な気になって――会社の友だちやなんかに送られて出かけたんですがね――したら、いきなり、こんな山ん中の豚小屋みたいな仮兵舎にたたきこまれて、