Japanische Klassiker mit Furigana
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たいない
胎内
三好 十郎
Lesen Sie 胎内 (たいない) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 68.766 Zeichen · 136 Bildschirme
穴掘りです。銃も――剣だってくれやしない。ないんだそうですね。シャベルを――こわれかかったシャベルを一本くれて、……おどろいちゃった。
花岡 ふ、ふ――(ゲラゲラ笑いだしている)そうか、ヒヒ! それは、おどろいたろう。ヘヘ!
佐山 ホントですよ。その徐州兵長――高田という人でしたけど、徐州一番乗りばっかりいうもんで、みんなそういっていました――殺してやろうと思ったことがあります。僕ら召集兵を死ぬほどなぐりつけておいて、あとでオイオイ泣くんですよ。……おれは、ホントは、おめえ、百姓だ。百姓がしてえんだ、こんちくしょう! おのしらを、いくら、なぐったって、なんのタシマエになるもんだあ。……泣くんですよ、酒に酔ったりすると。……そいつを、ぼくら、不動の姿勢で見ているんです。いつでも殺せると思ってね。ただイノチをあずけておくんだ。ドン百姓! そうなんですよ。僕あ肺病で、今まで労働なんかしたこたあないんだ。――それがイキナリこの――このヘン、土のように見えても、おおかた、石や岩ですからね。シャベルぐらいで、いくらこづいて見たって、十四五人で日暮れまで、背骨の折れるほどやったって、こいで五寸も進みやしないんです。