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Japanische Klassiker mit Furigana

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おつきさまのうた

豊島与志雄童話集

豊島 与志雄

Lesen Sie 豊島与志雄童話集 (おつきさまのうた) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.569 Zeichen · 336 Bildschirme

Aozora Bunko

子供たちはすぐにさんせいしました。そしていろいろ用意をし、手はずをきめて、金色の髭のなまずをまちうけました。

そして毎日、朝から夕方まで、誰かしら番をして、淵のなかをそっとうかがいました。ところが一日たち、二日たち、三日たっても、誰もなまずを見た者がありませんでした。

四日めの夕方、私たちは淵のそばにあつまって、がっかりしました。なまずはもう逃げたのかも知れません……。

「あ、いたいた……いたよ」

誰かの声がして、みんなで見ると、たしかにいました。大きななまずが、金色の髭をはやして、淵の底のほうを悠然と泳いでいきました。たいていみんなが見たのです。

すぐに、淵のしもての浅瀬に簗をはりました。これでしもてに逃げることはできません。かみては滝ですから、そちらにも逃げられません。もう淵のなかにとじこめてしまってのです。

私たちはよろこびいさんで、翌日の朝はやくから、淵にあつまりました。網や大ざるをもちよりました。そして裸になって、淵のなかにとびこみました。

淵のなかは、あちらこちらに岩があり、岩の下には洞穴があり、小石がごろごろしていましたが、ごみはなくてきれいでした。