Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Lesen Sie 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 175.219 Zeichen · 350 Bildschirme
になった明智を、とうとうその場にころがしてしまいました。
いくら子どもでも、小林君をまぜて十一人ですから、どんな力のつよいおとなだって、どうすることもできません。十一人にとりつかれては、まるでアリにたかられたコオロギのようなもので、されるままになっているほかはないのです。
「ないねえ。」
「ないよ。」
「先生、どこにもダイヤなんて、かくしていません。」
あらゆる場所をさがしたあげく、少年たちは、とうとう、かくしていないときめてしまいました。
「そうらみろ。ぼくがぬすみなんかするはずはない。なぜといって、ぼくこそほんとうの明智小五郎だからだ。そこにいるやつが、にせものだよ。」
シャツ一枚にされた明智が、それみろといわぬばかりに、とくいらしくいいました。
それをきくと、小林君が、ハッとなにかを、思いだしたようすで、大声にどなりました。
「そうじゃない。まださがさないところが、一ヵ所だけある。きみたち、そいつの顔を、動かないように、つよくおさえていてくれたまえ。ぼくは、そいつの左の目をえぐってやるのだ。」
小林君が、おそろしいことをいいました。
しかし、少年たちは、小林団長の命令にしたがって、みんなで、たおれた明智の上にのしかかり、頭を地面におさえつけて、顔を動かさないようにしました。