Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Lesen Sie 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 175.219 Zeichen · 350 Bildschirme
「もうこれで、すっかり安心ですね。そのせいか、こんやのごちそうは、たいへん、おいしゅうございますわ。」
あき子夫人が、フォークで肉を口にはこびながら、たのしそうにいいました。
「うん、そうだね。わしも、このブドウ酒が、いつもよりもうまいようだ。それにしても宝石展覧会を、はやくひらきたいものだね。」
「ぼくたちも、その展覧会が、はやく見たいよ。ねえ、ねえさん。」
「ええ、日本中の有名な宝石が、ぜんぶあつまったら、どんなにきれいでしょうね。」
そのとき、女中さんがはいってきて、明智探偵の助手の小林少年が、たずねてきたことを知らせました。
「ああ、それはちょうどいい。ここにおとおししなさい。」
小林少年のにこにこ顔があらわれ、テーブルにすわりますと、そこに新しい料理のさらがはこばれ、小林君も食事のなかまにくわわりました。
「玉村さん、銀一君の友だちの松井君が、へんなことをいってきたので、ぼくも一度は光子さんや銀一君をうたがいましたが、みんな松井君のひとりがてんだとわかりました。同じ顔の人間が、この世にふたりいるなんて考えられないことですからね。」
「そうですよ、小林さん。