Japanische Klassiker mit Furigana
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme
とは申すけれども、拙者のみるところにては、なお後人の知らずして、天網に漏るるものも多からんと考えます。唯物論者および霊魂滅亡を唱うる人たちは、いかようにこの点を解しましょうか。優勝劣敗、弱肉強食説では、かえって人をして自暴自棄せしむるよりほかはありますまい。ゆえに道徳上、人に満足を与うるには、霊魂不滅説によりて、善悪の応報は死後必ず来るものと確信せしむるが肝要である。諺にも、「善悪もし報いなくんば、乾坤必ず私あらん」ともありて、われわれは天地の正理の存する限りは、善悪必ずその報いあるべしと信じて、その賞罰を死後永遠に期するものであります。しかして、天地の正理は宇宙の正理であり、宇宙の正理は善悪応報の規則でありて、その規則は全く霊魂不滅にもとづくものなれば、われわれの安心は、霊魂不滅論によらざれば達すべからざること明らかであります。
宇宙の広大無辺なるは、到底われわれ知力の及ぶところにあらざれども、われわれの理想は宇宙の規律の一定して動かざることと、因果の規則は宇宙の規律なることを知り、善悪応報もまたその正理なることを知り、一身の死後はもちろん、社会滅亡し、天地破壊する後までも、この理は厳然として行わるるものと固く信じて、獄窓の中にあるも非命の死にかかるも、いやしくもその心は社会国家に対して寸善尺徳を施し