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Japanische Klassiker mit Furigana

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あおべかにっき

青べか日記

山本 周五郎

Lesen Sie 青べか日記 (あおべかにっき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.334 Zeichen · 76 Bildschirme

Aozora Bunko

全体我々は何を求めるのか、生は我々に何を与えて呉れるのか、おかしな話だ。酒も女も喧騒も名誉も、みなこれを忘れる手段でしかないではないか、おかしな話だ。何度も斯う呟いた。ああ早く東京へ帰ろう、そして為事をしよう。末子よ平和な生活が卿の上にあるように。静子よ私の健康を護っておくれ。さて寝よう、佳き睡りと甘き夢があるように。(二五八八、一〇、一四)

一昨日は木挽町で泊った。昨日は海辺の紅燈家にふ・子と寝た。今日は神嘗祭で休みである。朝浦安に帰り昼寝をした。家婦が「五目飯」を馳走してくれた。食後にひどく喉が渇いたので林檎を二つ喰べた。雨になったのでスケッチが出来なかった、今夜も早く寝る。佳き夢が(どうも昨夜の今夜でこいつは怪しい)あるだろう。末子よおやすみ、甘い楽しい夢があなたの夜を守るように。今は雨は歇んでいる、静かな夜だ。(二五八八、一〇、一七)

亡母の三年忌で弟と郷に帰って来た。帰路石井を訪ねた。妻君がまた寝ていた。其の日、余は勤先からの通知で職を遂われた。大きな打撃で少し参った。山本が激励してくれた。独りで寝ることが辛かったので、海端の紅燈家を訪って婦と寝た。