Japanische Klassiker mit Furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Lesen Sie 青べか日記 (あおべかにっき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.334 Zeichen · 76 Bildschirme
昨日石井信次から手紙が来た。今日返辞をして置いた。「ヒ」は余を避けている。話はだめなのか、三十六よ。しっかりしろ。用意はいいか。小説「ゴスタン」能登物の二である。構想が成った、月曜日から書き始めるだろう。末子よ。私によき眠りがあるように。(八、二四)
二日留守にした。一昨日は父を訪ねその家に泊った。昨日は石井信次を訪ねた。「砕けたタムラン」を読んだ。妻君が余を饗応して呉れた。今日は留さんを相手に、末子の田舎の家のことを話した。高梨の家に彼の従妹が来ていた。色の白いしっかりした顔立ちの温和しい娘であった。余は居を移すかもしれない。期待するところがある。少し酔っている。(二五八八、八、二七)
今日は寝呆けた。それで社を休んだ。為事をした。小説「ごすたん」に就いて十五枚書いた。うまく行くだろう。余は今一幕のみ十種選んで単行本を作ろうと計画している。うまく行ったらいいが、昼の内五六回雷鳴がなった。「かんだち」が一日中去来していた。今は宵の八時。澄んだ十四日の月が、静かな、一日の為事を了えてのびのびした町の上に照っている。今夜は不動さまのお縁日で堀の方は賑わっている。