Japanische Klassiker mit Furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Lesen Sie 青べか日記 (あおべかにっき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.334 Zeichen · 76 Bildschirme
何も読まない、ナンセンスばかり読んでいる。秋風記、弘高、にかかるだろう。(二五八九、七、一〇)
「秋風記」書いている。又貧乏が戻って来た。毎日泳いでいる。肺をやられたらしい。それで日光浴をやっている。滋養分が採れない。金が無いから。人との交渉は依然として無い。淋しい。心はふさぎ勝ちだ。石井通信なし。健康を取返そう。金を取って旅がしたい。(二五八九、七、二四)
二五八九、八、三、読売新聞社に小野金次郎を訪う。僕は泣いてしまった。金次郎は「よかった、よかった」と云って僕の握った手を放さなかった。僕達はもう生涯喧嘩はしないだろう。僕の辛かった孤独の生活は終った。今夜からは気が楽になるだろう、愈々為事だ。(八、四)
「驢・記」書いている、今日は夕景から稀にみる大雷雨であった、未だ雷が荒れ廻っている、美しい稲妻が大空を縦横に疾走している。石井に手紙した。金が無くなった。躰は健康を恢復した。書き疲れるとギタアを弾いて頭を休めている。多分為事は順調に行くだろう。(二五八九、八、一三)
「驢・記」書いている、うまく行くらしい。今日は昨日の荒天の名残りで肌寒い風が吹き続いている。