Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あおべかにっき

青べか日記

山本 周五郎

Lesen Sie 青べか日記 (あおべかにっき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.334 Zeichen · 76 Bildschirme

Aozora Bunko

今日は七銭余っている、七日には東京へ歩いて行く積り。いよいよせっぱつまった。(九、五)

「弘高」五幕脱稿、九・六・午後四時。曇。

河は土色に濁っている、水が溢れている、いつ洪水になるかもしれぬ。葛西村は水のついているところもある。今は酔っている、寝る。(九、一二)

凡ての計画は破れた。余は浦安を獺のように逃げる、多くの嘲笑が余の背中に投げられるだろう。

午後から雨催いの空を気遣い乍ら土堤に沿って下り、沖の弁天社から堀、江川、猫実と歩き廻った、川や堀では子供達が鮒を掬っていた、河では沙魚を釣る人が並んでいた、稲は熟れ、田畝には海苔乾架が造られつつある、心愉しくひと廻りして来た、お名残りである。

小野金次郎の妻君は胸を病んでいる。余は横浜へ帰る、そして新しく始めるだろう。(九、二〇)