Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ひだのかいだん

飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選

岡本 綺堂

Lesen Sie 飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (ひだのかいだん) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 130.271 Zeichen · 263 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「さあ、それは僕にも判然とは解らないが、何うも然う解釈するより他は無いのさ、僕の祖父も※(「けものへん+操のつくり」、第4水準2-80-51)に殺されたそうだが、親父も亦今度のような事になった。究竟一種の因縁とでも云うのだろうよ。」と、市郎も嘆息した。

「むむ、それから……。」と、忠一は思い出したように、「あの柳屋の女ね、確かお葉と云った女だ。新聞の記事に拠ると、彼奴も何か今度の一件に就て、関係があるらしいじゃないか。妙な事があるもんだね。」

「いや、関係があると云う訳でも無いらしいが……。」と、市郎は冬子を顧って、「兎にかく親父が攫われた日に、お杉婆に誘われて山へ行ったことは真実さ。何故行ったか判らないが、少し狂気染みた女だから、何だか夢のようにふらふら出掛けたらしいよ。で、明る日茫然帰って来たんだ。警察の方でも無論之に目を注けて、再三取調べたけれども更に要領を得ない。実際、親父の死に就ては何にも知らないらしいんだ。」

「それで何うした。」

「何うも仕方が無いさ。相変らず柳屋へ帰って、唄なんぞ謳っているそうだ。」

「暢気な奴だな。併し彼の女の事だから、然うだろうよ。