Clásicos japoneses con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 40.778 caracteres · 82 pantallas
六月四日
六月五日
彼女のことを思うと、胸がせまった。
〔欄外に〕Aに別々に生活したい希望を書いた。
六月四日 水
汽車で計らず Bacheler に会い、林町に行かずにすまないことになった。彼女のところにだけ行きたいと思って居たのに。――汽車でも、彼女が若し手紙をよんだら迎えに来てくれると信じるが、どうも当てにならず。改札口に出ても彼女の顔がなく、失望し寥しく少し頭を下げて出て来たら、人波の中から、ひょいと彼女が、亢奮した顔を出した。うれし。うれし。彼女のすべてから、自分は自分の心持の承認を感じた。小さな自動車で牛込の家にゆく。私は安心! のびやかな悦しさを感じた。夜、彼女 Lesbian love の或場合を話し、自分愕きを感じ、彼女の自己嫌厭の或理由を理解した。
六月五日 木
自分の彼女に対するこの傾倒! 夜、林町にやむを得ずバチェラーの来たことを告げ、6日の午後家に来る由を知らせたら、母上、電話で、(妙なことがあるよ、荒木は青山に居ないよ)と云われる。ひどく奇怪な、疑いに満ちた調子なので自分は一種恥しめられたようなショックを感じた。きいて見ると、荒木安積にゆき、私にいつかえるかという電報を出した由。