Clásicos japoneses con furigana
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「しなゆうき」
支那游記
Lee 支那游記 (「しなゆうき」) de Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 51.859 caracteres · 105 pantallas
その外人の話では、磨鏡党とか男堂子とか云う、大へんな物もあるようです。男堂子とは女の為に、男が媚を売るのであり、磨鏡党とは客の為に、女が婬戯を見せるのだそうです。そんな事を聞かされると、往来を通る支那人の中にも、辮髪を下げた Marquis de Sade なぞは何人もいそうな気がして来ます。又実際にいるのでしょう。或丁抹人が話したのでは、四川や広東には六年いても、屍姦の噂は聞かなかったのが、上海では近々三週間の内に、二つも実例が見当ったそうです。
その上この頃ではシベリア辺から、男女とも怪しい西洋人が、大勢此処へ来ているようです。私も一度友だちと一しょに、パブリック・ガアデンを歩いていた時、身なりの悪い露西亜人に、しつっこく金をねだられました。あれなぞは唯の乞食でしょうが、余り気味の好いものじゃありません。尤も工部局がやかましい為、上海もまず大体としては、おいおい風紀が改まるようです。現に西洋人の方面でも、エル・ドラドオとかパレルモとか云う、如何わしいカッフェはなくなりました。しかしずっと郊外に近い、デル・モンテと云う所には、まだ商売人が大勢来ます。