Clásicos japoneses con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Lee 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 160.770 caracteres · 322 pantallas
あやしいぬけがら
うしろからじいさんの笑い声がおっかけてくるようで、気がとおくなりそうでしたが、やっとのことで、おうちの中へとびこむことができました。
いきせききってかけこんできた、ふたりの少年の話をきくと、おとうさんや書生などが、その町かどへかけつけてさがしましたが、あのあやしいじいさんも、箱車も、どこへいったのか、かげも形も見えませんでした。賢二君たちは、まぼろしを見たのでしょうか。それとも、あのじいさんは、ほんとうの魔法つかいだったのでしょうか。
あやしいぬけがら
その日の夕方、賢二少年は、おうちの二階のおしいれの中にある、昆虫標本の箱をとりにあがって、二階の広間の外を、通りかかり、ガラスのはまったしょうじから、ふと中をのぞくと、みょうなものが、目にはいりました。
それは十五畳の日本座敷で、いつもつかわない部屋ですから、一方の雨戸が、しめきったままになっているうえ、もう日がくれるじぶんなので、広間の中は、うす暗く、ものの形もはっきり見わけられないくらいですが、その床の間の上に、大きな黒いものが、寝そべっているように見えたのです。
書生の青木は、かわりものですから、ときどき、へんなことをします。