Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さぶ

さぶ

山本 周五郎

Lisez さぶ de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 210 521 caractères · 415 écrans

Aozora Bunko

十三の二

の四人や五人で片づくことじゃあねえんだから」

十三の二

おれはもうがまんができない。おれたちのもっこ部屋がこんなざまになったのを、黙って見ているわけにはいかない。役所でどう考えているかしれないが、もっこ部屋はおれたちのものだから、おれたちの力で元どおりにするのが当然ではないか、と万吉は云い張ってゆずらなかった。

「やろうと約束したのは四人だが」と万吉は続けた、「あにいが立てば、ほかにもやる気になる者が出てくると思う、義一のまわりに集まっているやつらのほかは、みんな立ちあがるんじゃねえかと思うんだ」

「考えてみる」と栄二はまた云った、「本当にやるとすれば、しくじらねえような手筈を立てなくっちゃあだめだ、ただ力ずくで片のつくことじゃあないんだから、いいな」

万吉は杭のほうを指さした、「あの棒を拾って来ようか」

「部屋にべつのが隠してあるんだ」と云って栄二は杖のぐあいを直した、「――怪しまれるといけねえ、おめえ先へ帰ってくれ」

「あんまり待たせねえでな」と云って、万吉はあとじさりにあるきだした、「――こぶが出てったのはおとついだってよ」

栄二は杭のところへゆき、地面を捜して丸薪を拾い集め、それを脇にある石材のうしろへ隠した。